滑舌のレッスンはオーダーメイド以外にない。

滑舌のレッスンをする場合には、個々に合わせた進度とやり方が必要である。

声優養成所に入ると、どうしても皆さんが困るのが団体レッスンである。という事です。
ききたい事がある時に、さっと聞けない。先生を捕まえてきいても、「原因指摘はあっても、具体的な対処法はもらえないことが多い」と言ったお悩みを共有されることが多いです。
これは仕方のない事です。ただ、事務所に来ている先生の個人レッスンを受けたりして難を逃れている方もいらっしゃいます。
事務所に残るには、やはり事務所のテイストに合わせて、事務所の先生に認めていただくのが近道です。

急を要する滑舌練習とは、まず人が聴いて違和感のある音を正すこと。

急を要する滑舌練習と、そこまですぐに改善を要する必要が無い滑舌とがあります。
まず、急を要するものは、読んで字のごとく、「人がそのフレーズ、単語を聞いたときに、音に違和感があり、何度もテイクを重ねられたり、毎回同じ音で止められた利することを言います。」それは、音響監督さんなどが聞いたときに、「耳に就く」音なのです。それが、パッケージングされる前から頻繁に指摘をされるという事は、「商品にしたときに、エンドクライエントさんから、ご指摘をいただく可能性が非常に高い」という事を認識されておいた方が良いです。

意外と皆さん驚かれるのが、実際にプロになって、現場に出て初めて「滑舌の子と言われた!今まで指摘されたことが無かったのに!」と言う現状に直面したときです。
これは、実際に少なくない問題で、そうなってから「どうすればよいでしょうか?」とご相談があります。

ですので私が言いたいのは、養成所の時点でそこにいち早く気づけるのはむしろ「早い」ぐらいである意味ラッキーぐらいに思っても良いのでは?と思います。
ちなみに、すぐになおす必要が無いものと言うのは、OAも無事にされ、調子がよほど悪い時以外は「まあ、聴いても違和感がないレベルの滑舌」と言う所です。ただし、これも個人差があり、人が聴いて違和感が無くても、ご本人「言えない」と自覚を初めてしまうと、その事が気になって仕方なく、結局その単語が出てくるたびに気になって仕方がない、と言うループになってしまう。と言う所で考えると、非常にもったいない課題と言えます。ですので、その方のレベルに合わせて、滑舌に対しての対処のタイミングや深刻度が変わってくるので、一概には言えない。と言うのが本音です。

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