ボイストレーニングを行うとまず、「心と体」が健康になります。そもそも、「声を出す」時に必要な腹式呼吸（横隔膜呼吸）は本来、人間が普通に生活をしている中では確実に行うものです。そして、年齢を重ねて問題になる「声帯の力」。これも同時に解決します。年齢を重ねて高年齢になってくると、まず食べ物を食べる力が弱くなるのです。それはすなわち、「声帯」とその周りの「筋肉」群の筋力低下により飲み込む力が弱くなることを意味します。そうならないために今のうちにしっかり訓練するのです。エイジングケア、それからメンタル的な部分でもしっかりケアできるような心と体のリフレッシュが同時に行えることになります。

Q1　ボイトレは自宅でやっても効果があるんですか？

A1　もちろん人により個人差はありますが、ボイトレの自宅練習は効果はある程度見込まれます。
ただ、一人で行うことにより、客観的に自分の声を判断することが難しくなるので、レッスンの中で録音をして、それを基準に自分で「出来た出来ない」の判断を行うのも一つのやり方かと思います。

Q2　ミックスボイスはどのくらいで習得できますか？

A1　これは、上記と同じですがやはり個人差があります。そもそも「ミックスボイス」というのは人によりその解釈が違っており、通常皆さんが「地声」と呼んでいるものを拠点に考えてやや裏声気味な声　という解釈をする人もいれば、逆に裏声が拠点で「地声」寄りな声　という認識をする人もいるために訓練法もその人やトレーナーによって違うので様々です。

Q3　ファルセットが出せないんですが、どうしたらよいですか？

A1　確かに、女性よりも男性の方で「ファルセット」が苦手な方が多い様です。
一番大事なのは、「息」そのものを意識してしまい、体全体に注意して声を出してしまう事が余計にファルセットを難しくしてしまっていることがあるのです。
そもそも、息を吐き出す事と声帯を意識して声帯（ひだ）の周りの付随する筋肉を動かすことはイコールになってはダメなのです。そのあたりをじっくり考えていきます。