ナレーション原稿の探し方や、作り方について。
当校に通われている生徒さん(ナレーターのプロ)の方々は、ナレーション原稿をどのようにして準備しているかと言いますと、ほとんどの方が手作りされています。
それも、1から全部作る、というよりは 既存の物を少し変更して使われていることが多いようです。
ワークショップで先生からいただいた、とか事務所のレッスンで使用したものを先生に許可をとって、一部変更したり短縮したりなどをしているようです。
ムラーラの生徒さんにはオリジナル原稿を惜しみなく提供。
当校にレギュラーで通われている生徒さん方にはナレーション原稿を惜しみなく提供しています。
ナレーションのパターンは色々ありますが、最近では生徒さん方にも事務所からの仕事が沢山来るので、こちらの原稿づくりが追い付かない位になっています。
それでも、うちの原稿を読むことによってだいぶ読み方の特徴を捉えられるようになった、という方は増えています。
生徒さんが皆さん上手です。
当校の生徒さん方は、基本的にナレーションが上手です。
また、お仕事を実際にされているので、その分どんどんと上達されていくようです。
実際にプロのナレーターさんに、私のオンラインレッスンにお付き合いしていただいた映像をご覧ください。
(山本正子さん・ナレーターさん)
(ナレーターさん 新井由布子さん)
ナレーションの練習のためにあえて英語のトレーニングを加えてみる。
オバマ大統領就任演説 CD Book
小坂恵理 著
オバマ大統領の就任演説の本です。
オバマ大統領は、プレジデントボイストレーニングプログラムを受講されていたという話は有名です。
彼の演説はアメリカの全国民からも絶大な支持があり、また専門家からみても初期の頃と、後半とはだいぶ違っているという指摘もあります。もう一つお勧めなのは、同じくオバマ大統領の 広島での演説集です。
こちらは内容が日本人にわかりやすいものとなっております。
ナレーション勉強生にはたまらない本二冊
何度も読みたい 広告コピー
販売元 パイ インターナショナル
よくぞこんなところにありました!というすばらしい一品です。
私の生徒さんが探してきたのですが、本当にちょうどよいサイズの原稿分が色々なジャンルに分かれて掲載されています。
短いものから長いものまで色々あります。
私が良く利用する「東京コピーライターズクラブ」というサイトがあるのですが、そちらと非常によく似ていて使い勝手がとても良いのです。
そのまま利用するのではなくて、色々と分けてみてもよいかもしれません。
道はひらく
松下幸之助
これも、同じ生徒さんからの紹介です。
素晴らし本です。短編です。
これは、漢字の読みの練習にも使えますし、ナレーションの真髄を学ぶのに適した本となっています。
短くてシンプルな文章の中に感情表現が必要な個所がたくさんあります。
ナレーション原稿の基礎となる部分だと思います。
フリーナレーション原稿はこちらから。
ムラーラミュージックオフィスが運営している別のサイトに、フリー原稿のおきスペースがあります。
最近は全く更新していません。ですが、なかなか使い勝手もよく、アクセスも割とあります。
もしよろしければこちらからナレーション原稿をピックアップしてご使用ください。
※ご使用に際して、ご使用で生じた不利益や損害などに関しましては一切の責任を負いませんのでご了承ください。
ナレーション原稿はこちら↓
VP原稿はこちら
アニメ用原稿はこちら
CM原稿はこちら
その他の原稿もこちらから随時アップしていきますのでぜひご参考にしていただけましたらうれしいです。
実際に生徒さんとのレッスンでも使用しておりますし、ナレーション原稿は製品名、や日にち、数量など細かいところをリメイクして使いまわすことが多いのでぜひご自由にご使用ください。
ナレーション原稿を拾うのと同じくらい大事なのがナレーションBGM
あいにくナレーションBGM置き場まだ存じ上げませんが、フリーで落ちているBGM置き場は意外と探せばたくさんあると思います。ログインをしなくては拾えないものから、勝手にDL出来るものまでさまざまです。
元気系ナレーションはリズムの入ったポップなものを。
落ち着いたもの、やドキュメンタリー物はピアノ音のみのものを。
時代背景物は尺八など雅楽風の楽器が使われているものを。
それぞれ探してみると良いかと思います。BGMの選定はボイスサンプルを作る上では結構重要です。センスも問われます。もう一つ大事なのはナレーションが読みやすいテンポ感や間合いのものを選べているかどうかという点です。
間合いやテンポの感覚が曲とずれていると、利き手が慌てます。BGM選定もぜひ慎重に行いたいところですね。
ナレーション原稿やナレーション全般に関する記事の記載はこちらから
現在、ナレーターの方、ナレーション志望の生徒様は多数来校してくださっています。その目的は様々ですが、主には養成所とのダブルスクール、プロとして現場に立ってから不足している部分を補いたい、現場のディレクターさんの指示してくることがよくわからない。演技の幅を広げたい、顔出しの仕事も増えてきたのでどちらにも対応できる発声技術を身に着けたい、などです。
中には、養成所で「無声化」や「鼻濁音」などの超基礎的なところはすべてすっとばして、きちんと習っていないという方もいらっしゃいます。そういう方のために位置から基礎的な日本語講座も行っていくようにしています。
下記は実際に生徒さんに朗読をしていただいている風景です。