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もくじ

声優さんは、いつ何があっても良いように歌を勉強した方が良い理由。

私はこの仕事(特に声優さんと関わるボイストレーナーになってもうすぐ15年になります)に携わってから、数々の声優さんと関わってきましたが、
声優さんほど、「歌手よりも歌のレッスンが必須だな」と思う出来事が多かったです。

実際にあった事例をご紹介します。

  1. 外画の吹き替えでメインキャストをしていて、キャラクター的に歌が好きなキャラクターだったので、歌う機会が多かった。
    しかも、歌自体はもともとの言語のままなので洋楽です。そのため、私自身そんなに英語の発音に明るくないですが、一時期洋楽をかなりレッスンした生徒様がいました。
  2. 新人だから、役が回ってこない。とは限らず、今ではゲームでもキャラクターに当たればキャラソンに当たる確率もあがります。
    自分はまだまだだ、と思っていたら、ジュニア時代に歌を歌うような仕事が来た。

という様なものです。

もしくは、メモリアルアルバムが出て、キャラクタ―複数名で合唱をしたり、番組自体は終了しても何らかの形で再結成になったりして、
歌を歌う機会が「まだあった」という事も不思議ではありません。

困る課題。音域の話。

 

役に受かる時、事務所のボイスサンプルを元に役を貰うのですが、通常ボイスサンプルは歌がないので、
基本、声のみのイメージで決まります。

事務所によっては、音域もあらかじめ暫定的に記してある場合もあり、
キャラソンをオーダーするときは反映してくださる場合もありますが・・・。
基本はあまりそのような対応が無いように思います・・・。
その為、普段歌を歌っていないと、音域的にきつかったり、裏声出ないとその音域が出なかったり、
色々な課題が出てくることがあります。
そういった時のために、基本的な発声、滑舌に加えて、ある程度音域を広げるレッスンは必須だと思います。
キャラクターで歌う。と言うのは想像以上にきついので、普通に歌うより負担がかなり大きいのが特徴です。
そのキャラクターを演じる時に、いつもと違う口の形、声の当てる場所なども変わってしまうので、声自体を意識するのがかなり難しくなります。

是非ご参考に♩

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