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もくじ

私に求められるアドバイスとは?

皆さんこんばんは。ムラーラミュージックオフィスです。

皆さんは、「ふと良いアイディアが思い浮かぶ場所」ってどこかにありますか?

私は、断然「風呂場」です。それも、温泉施設のようなお外のお風呂はダメなのです。自分の家の、普通の風呂場でなくてはだめなのです。

曲作りの最中にも、いきなり良いメロディーが浮かんできて濡れながらスマホを取りに行ったことも・・・。

では話を本題に戻します。

今日は、お風呂の中でふと「私=宮島に一番求められている能力って何だろう?」とふと考えたことに始まります。

で、ある結論に達したので詳しく皆さんにお話ししてみたいと思います。

私に求められているのは、ずばり声の分析でした。

声の分析。そうです。皆さんが一番私に求めてくることは、「世間一般的に見て、私の声ってどうなの?」という部分です。

世間一般というと、だいぶ範囲が広いのですが、それでも「世間一般」が皆さんの本音なのです。

私はその「世間一般」を音で表現してお伝えしています。

要は、声の分析です。生徒さんの〇〇さんの声の成分が何なのか?という所から、その答えをたたき出していきます。

「誰向け」のレッスンか、「何向け」のレッスンかは関係なかった。

これはどういうことかと言いますと、例えばアイドルの方向けのレッスンとナレーション向けのレッスンではやる内容も、対象のキャラクターもだいぶ違うのですが、

太いラインでは一本につながっているという事です。

わかりやすく表現すると、アイドルの子たちの歌割がわかりやすいのですが、歌割を決めるときに一番大事にしていたのは「声のキャラクター性」でした。

王道の曲の場合、A、B、サビを2回繰り返して Dメロからの落ちサビで、ラストサビ

みたいなパターンの物が多いのですが、「この子の声は、落ちメロの方がお客さんの胸をつかみそうだな」とか、「Aメロは一見地味だけど、表現力が一番大切な部分だから、物怖じしない声や度胸のある声の子にしよう。」

というような感じで声のキャラクターをすごく大事にしていました。

勿論、各曲で編成を変えて、見せ場を各曲で与えてあげないと、面白くないので、スタッフさんと話し合いながら行っていました。

実はこの作業では、ご想像いただけるようにあくまでお客さんがその子のどういったキャラクターを見せられたらうれしいか。

という所が大事だったのです。「推し」とか「担当」とか言われるご自分が一番応援したい子っていうのがファンの方にはいらっしゃって、もちろん全員のファンでもあるとは思いますが、

推しの活躍は見たいものですよね?その時に「こんな一面が見れてよかった。やっぱり予想どおり良いとこ突いてきてくれた」と思われるのがとても大事だと思っていました。

ご自分が看板になるビジネスパーソンの場合は、「ほしい顧客をイメージした声を」

アイドルやナレーターさんの立ち位置は似ていて、基本的にはプロデューサーさんの意向に沿いながらも、ご自分のブランディングの為に「ついてほしいファンの人をイメージする」ことも大事になってきますよね。

プロデューサーさんの意向と、ご自分のやりたいスタイルが合わない場合には、きっと話合いや方向性の見極め。みたいなことも行って作り上げていくものだと思います。ナレーターさんの場合、プロデューサーさんは、ある意味エージェントだったり、事務所の場合はマネージャーや社長。という具合になります。

逆に、リスティング広告のように、「こういうお客さんにうちのサービスを購入してほしい」というような、ビジネスメソッドや教材販売、自社製品をPRするSNSなどを活用される経営者(営業マン)の方などのレッスンも行っているのですが、そういう方の場合には私は「その声でPRをされた場合、おそらく見込みのお客様はこういった感じの方になると思います」

というイメージをお伝えします。

例えばわかりやすく言いますと、(実在のない一例です)リラクゼーションサロンを開業したい方のためのセミナー教材を販売したいビジネスを展開する経営者の方が私のお客様だとします。

その生徒さんは、「私のこのセミナー教材は、何店舗も勢いをもってたくさん開業したいような、エネルギッシュな方に購入してほしい。やるからには、1年以内の開業を目指せるような方が対象です」

と言っていたとします。その中で、実際にレッスンで声を聴いた私の感想が、「すごく癒しを与えるような語り口調で、聴いている人が癒されるような語り方ですね」というものであれば、

もう少し「言い切り型」を薦めたり、「語尾を間延びさせないように」というようなお話をすると思います。

自分のチャームポイントと、相手から見た自分の印象を分けて考える。

例えば声のチャームポイントと言えば、色々な表現が出来ますが、

■つやっぽい■サバサバしてる■重量感がある■セレブっぽい■先生っぽい■さわやか■癒し系■ピンク系■水のなかにいるみたい■外国人風■親しみやすい■アニメっぽい■ITっぽい■宇宙っぽい

■優しい■ちょっとひんやりする■風を感じる■緑が多い~など 出すときりがありませんが・・・。

これって結構あることなのですが、自分の声を分析したのと、だいぶ乖離するイメージを抱かれている。という生徒さんも少なくありません。特に、事務所の社長やディレクターさんと、私が聴いているその生徒さんのチャームポイントの認識の違いも感じることもあります。

なので、ボイスサンプルの際に私と一緒に選定したものも、全体的に元気系に変えられたりすることも少なくありません。(でも、仕事で来る声はつやっぽかったり、不思議です)

ご自分の中では、「自分てこういう声だと思う」というイメージと、指摘が合わなくても、「それは別」と割り切ることも大事です。

なるべくなら、色々な声を出せるようにしていった方が良いですし、可能性が広がると、今度はご本人がやりたいキャラクター性も見えてきます。

そういう意味では、初めてお仕事をしたところから「リピートで依頼が来る」というのを一つの指針にしてみてもよいかもしれませんね。

テレビや他CMで実際OAしてみて、評判が良かった、売り上げにつながった。という所が一つの結果になると思います。

そうなのです。ここまで来て初めて「世間一般から見て私の声って〇〇」という判断材料がそろったことになります。

今回は、色々なケースでお話をしたので内容が難しくなってしまいましたが、私がお伝えした「世間一般的にみた〇〇さんの声」がニーズと一致したとき、

まるでヒットチャートに自分の曲が乗ったときと同じような気持ちがしているのです。

だからこの仕事がやめられないのです。楽しい。

ちなみに、HPに載せる文言やキャッチコピーなどを実際に使用して、認知度が高まった方や、「そのキャッチコピー最高だね!」という評価をいただいた方も少なくありません。

私から見ますと、これも「言葉の音」だったりします。韻踏みみたいな・・・。

マニアック街道まっしぐら~。お休みなさいませ。

 

 

 

 

 

 

 

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