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声帯溝という病気をご存知でしょうか?

ここ最近、「ブログを見てきました」という体験レッスンご希望の方が増えております。

ブログもたくさんあるのでどれなのかちょっとわからないのですが、

皆さんおっしゃってくださるのが、なかなか声の病気の事で「具体的にどうやったら良くなる」のかが書いてあるサイトが少ないという事でした。

私もお医者さんではないので「こうしたら治ります」という書き方には言及しないようにしています。

声帯溝 というポリープでも結節でもない病気で苦しんでいる方がいらっしゃいます。

芸能人の方でいうとス〇ードワゴンの方が、以前医療の番組で指摘を受けていました。

声帯溝 は生まれながらに声帯に溝(穴が開いている)が出来ている病気で

声帯が内転し、閉鎖される時にその溝が原因で閉鎖しきらない状態になってしまう病気です。

治療は、基本的には外科手術か抗生物質の投与で、外科手術の場合には、声帯に筋膜などを移植します。

酷いと、手術をしてもクリアーな発声になるのが難しいというパターンになってしまいます。

声帯溝の方のトレーニングは声帯閉鎖の感覚を取り戻すことが大切です。

私の生徒さんにもいらっしゃいますが、そもそも「声帯を閉鎖する」という感覚に通常の逆の感覚を抱いてしまう方がいらっしゃいます。

これはポリープや結節の方もそうなのですが

息を強くはき、声帯への摩擦を強く感じることで声の共鳴度合があがるという感覚は逆。

声帯の閉鎖の感覚は、「声を出す」というよりも「声を引く」という感覚に近いですよ、

とお伝えすると

「わかった気がします」という方が7割ほどいらっしゃいます。

声帯閉鎖を中途半端に行い、その状況下で強い息を出し、声帯を摩擦させる。

例えば応援団の人の中でも、一気に喉をつぶしてしまう人と、出せば出すほど声が出る人といます。

声を出せば出すほど声に張りが出てくるタイプの方は子の声帯閉鎖がうまくいっている方です。

声帯溝の方が出しにくい言葉の音。

声帯溝の方が出しにくい 五十音は

「や」「は」「ら」などの弱い子音群です。

母音は単体であれば声帯閉鎖の感覚がつかみやすいようです。

「や」「は」「ら」などの音が出てきたときに、ほぼ声が聞こえない状況になってしまう方もいらっしゃいます。

息が「すー」「すー」と漏れて声になっていない状況です。

その時のキーワードは「息」です。

息を「出さずに、ひっこめる」。

これを意識的に行っていくと、息の使い方ではなく声帯の閉鎖感覚がつかみやすくなっていきます。

 

 

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