もくじ
シャンソンのプロの方のボイストレーニング
最近、シャンソンのプロの方のボイストレーニングを始めました。シャンソンというとフランス語で歌うイメージですが、主に日本語で歌われている方で、曲もいわゆる洋楽のタイトルの物も織り交ぜながら色々な曲を歌っていらっしゃいます。
肩の力、足の力、顎の力の脱力を行いました。
まず、全体的に力の配分が難しい様でしたので、肩の力、足の力、顎の力の脱力をしていつものとおり「0」の状態の声を作りました。特に、「足の力」につきましては教わる発声法のケースにより相当な負荷がかかってしまう場合がありますので、そちらの見極めを第一に行いながら体の中で負担がかかってしまっている部位の脱力を第一に行います。
「言葉を立てる」という意味の認識確認を行います。
子音と母音のバランスを確認します。日本語の歌を学ぶときに「言葉をはっきり発声する」という部分は必ず必要になってくるのですが、その時に「母音を強く発声する」というところに焦点が合いがちです。「あいうえお」の音を、はっきりと大口を開けて発音することが「良し」となってしまうと根本的な発声法自体にブレが生じてしまいます。
呼吸の起点がどこにあるのか?
地声ではっきりと発声できる方ほど、呼吸の点を見失いがちだというのが最近の流れでわかってきています。
地声ではっきりと発声する方が、「腹式呼吸」を習うととたんに、足の先っぽから頭のてっぺんまでを「ぐー」っとひっぱるかのような呼吸を行おうとしてしまいます。腹式呼吸で、おなかを思いっきり膨らませて気持ち良く呼えいく吸できている感覚を得る方もいらっしゃいますが、実際には呼吸が浅い状態になってしまっています。
リズムや言葉の流れの前に0の状態にする。
リズムや言葉の流れにとらわれて、初めから言葉も音もリズム感を出そうとしてしまいがちですがそれをしてしまうと、根本的な0の状態づくりが難しくなってきます。
レッスンの中ではあくまでも「歌」と「発声」は別物だととらえて個別にきちんと区切ってトレーニングをしていく必要があります。
ジャズやシャンソン、ポップスの歌唱をする方は特にクラシックの発声法に触れた瞬間に逆に恐ろしいほど癖の強い発声法や呼吸法に自動変換してしまう方が多いので、そのあたりを考慮してうまくバランスをとっていく必要があると思います。
ムラーラミュージックオフィス
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