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背中のコリと首の位置とボイストレーニング

おはようございます。最近レッスンがたくさんでコリがひどい宮島です。

今日は背中のコリと首の位置についてお話しします。私は今まで背中のコリに関してはノーマークでした。でも今では、ちょっとでも背中がこりはじめると、ストレッチポールを使って背中をマッサージします。背中が固くなると声にも影響があるからです。

背中がこり始めると、肩が中に入ります。肩が中に入ると首が前に出ます。首が前に出ると以前お話ししたような、「舌骨深奥ポジション」状態に突入します。滑舌も甘くなるし、高音も出にくくなります。

身長がちょっと高くなったような?姿勢。を心がけます。

背筋を伸ばす、といっても「背を反らす」のとは少し違います。背を反らすのではなく

顎を引いたまま首をしっかり立てて、背中を起こします。肩の力を抜いて頭の後ろ、後頭部の真ん中あたりをしっかりまっすぐ起こして前を見ます。

特に日本人は、下の顎付近の筋肉が固まりやすいので、舌を顎からきちんと剥離して、舌だけが独立した動きになるようにしていきます。例えばタントリルが出来ないとか、リップロールが出来ない方というのはこのいずれかが凝り固まっている状態なのです。

基本的にリップロールやタントリルは必須アイテムというかボイトレでは定番中の定番ですが、目的がないままただやっても何の意味もありませんので、しっかり、どこのどの筋肉をほぐすのか、舌は唯一独立した筋肉なので、そこを効率よく動かすことにより、状態をしっかりキープすることなどを課題としていきます。

ちょっと、前のめり?ぐらいがちょうどいい。

男性は、「滑り腰」、女性は「反り腰」ですが、両方に共通しているのは、両方とも内臓の位置が下がってしまっている。という事です。

ですので、内臓が下方で休んでいます。この姿勢ですとたいていが長時間で猫背姿勢に変わってきてしまいます。その状態が長くなると今度、首が必ず前に傾倒してくる形になります。もしくは反り腰がひどいと、胸を弓状態に反りすぎてしまい、呼吸自体困難になってきます。

だいたいこれらをキチンと正常の状態にまっすぐ戻してあげるととたんに声が出るようになります。そして、よく言われるのは「なぜこんなに楽なのですか?」という事なのです。
本来、声を出すことが楽でなければ嘘です。なぜならボイストレーニングというものは、人間が一番初めに生まれた状態、声、姿勢で声を出すことが最大であり、最良だからです。

 

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