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こういう人がボイトレで歌が急激にうまくなるのです。

今日は、ボイトレで急激に歌がうまくなる人の特徴を挙げてみたいと思います。私のボイストレーニングは口コミのご紹介が多いのですが、その中でも音楽事務所の方から一部ご紹介をいただくことがあります。その依頼の内容も様々で「どうにかこの子の声を何とかしてほしい」というものもあれば、「特に今スグにというわけではないが、グループでデビューさせたい」というモノまでさまざまです。

ボイストレーニングで歌が急激にうまくなる人の条件は「ふり幅」があること。

☑実は自分なりの歌い方癖を持っている。(癖がきつい)

☑性格が素直である。=比較的に言われたことを言われた言葉のまま受け取りやすい。

☑スポーツが得意である(比較的感覚人間であること)

☑過去のトレーニングや自己流で、どうしてそんなことするの?という特徴的な動きをすでにしている。

☑力の配分がおかしい人。

宮島流のボイストレーニングは「減圧」と「加圧」にある。

実は本日アナウンサーの方がレッスンに来ました。彼女の収録は主にスタジオですが長いときは現場で6時間以上話しているそうです。(スポーツ中継など)。

とてもきれいな声ではあるのですが、明らかに「使うべき点」の場所が違っています。「低い」のです。

でもそれはご本人曰く、別でボイストレーニングやレッスンを行う中で身についてしまったものだそうです。

私は基本的に他所のボイストレーニングスクールを否定しません。ですから、今回のその方も他所のボイトレ教室に通いながらもうちに来てくださっているのです。私は。「そちらはやめたほうがいいですよ」という言い方は絶対にしません。ですが、やっていくうちに、もしかしたら、ああ、この負担は自分にはよくない、と感じれば辞めるようになるかもしれません。

昔のポップスボイストレーニングは「加圧」「加圧」が主流だった。

ミックスボイスが出てきたころから流れは大きく変わる。

この「加圧」「減圧」とは何を指しているのかというと、まず私のボイストレーニングは、姿勢と呼吸によって「減圧」を行います。要は、体の状態を「0」の状態にするのです。実は、0の状態にする、というのは出来るだけ「生まれたときにママの状態に近づける」という事なのです。姿勢も、呼吸もです。

声帯閉鎖の動きを行うのに、これらの減圧を行えないと、そもそも、声の高さの上限などが決まってきてしまいます。

これはどういうことかというと、例えば声の表情を口の中で作ろうとする人がいます。その時に起こっているのは、舌が硬くなり、そのおかげで声自体に柔軟性がなくなるという現象です。まず、地声を頑張って出そうとする人に見られるもので、これだと間違いなく、ミックスボイスは使えません。昔主流だった「鼻腔共鳴」などがこれに当たりますね。

そうなると、声の上限(声のブロック)がかかっている状態で声帯閉鎖を試みても、もう時すでに遅しなのです。

ブロックがない状態(天井がない状態)で声帯を閉鎖し、声を作っていったときに有声音としての母音の機能や、舌や唇を使った子音の機能などが生きてきます。

と、このように、変な癖がついてしまっている人ほど、ちょっとしたこと

減圧

を行うと声がするりと出て、「魔法かけましたか?」なんていわれるようになるのです。

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