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外国語映画吹替におけるお決まり事

外国語映画吹替におけるお決まり事です。まず先ほどのブログにも書きましたが、セリフによっては英語のリズム感をそこなわないために、わざと少しオーバーな表現や抑揚などが含まれていることが容易に想像できるという点です。

またこういった「実際の言葉」だけではなく、比喩的な表現も少しオーバーになっていることも少なくないのです。例えばこちらの原稿をご覧ください。

二人のレイバリー物語

実は、こちらの原稿は私が自作で作っている物です。この物語は20代の大学生の恋物語を想像して作ったものです。ちょっとコミカルなシーンもあります。例えば今の日本の映画やドラマなら、いちいちそんな表現しないよね?というようなちょっと古臭いようなちょっとオーバーな表現がたくさん使われています。この「ちょっとオーバーな表現」を例えば何もないようなもののように棒読みしたりあらたまったナレーション風に読んでしまったら違和感しかありません。

しかしながら、ここ最近の兆候としてはあまりにもわざとらしい読み方や、声だけを作りこんでいるような読み方は事務所やディレクターさんたちに大変嫌われるようになってきてしまいました。

まずは基礎的なナレーション(ストレートナレーション)をきちんとして、そのあとで、プラスアルファの演技として「外国語映画の吹替」という部分でトライしていただけるのが良いかと思います。

こちらにこの台本の読み方のコツを説明した動画を載せておきます。

 

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