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もくじ

心電図情報をどう読み解くか?

ある時先生と滑舌の研修を行っていました。その時に飛び出した私の名言です。(笑)

「滑舌は発音の心電図」。これはどういうことかと言いますと、まず滑舌の良し悪しを判断するときに、いわゆる「早口言葉が問題なく言えるかどうか」という判断基準は、

非常に安易であり、その判断レベルではプロの仕事には対応できないという事なのです。

プロの現場で求められる滑舌情報というのは、最低限で揃ったビート、そろったトーン。なのです。

ね?これって、心電図ですよね?要は乱れが無いかどうかを見ているわけです。

さらにそこから、「そのビートと、トーンは生徒さん自身が出したいと思っているものなのか?」

という照合がされます。そこで、「はい。このビートとトーンが、自分が出したかったものです。」という事であれば問題ないけれど、そうでない場合はそこをめがけてトレーニングしていく。というものなのです。

正しいビートとトーンが出せていないと判断出来ている方が実際の割合で約4割。

これは、今までの実例から見て、シビアに見た時に「正しくご自分の判断が出来ている」と私が感じている(私の生徒さんでない他の先生の生徒さんや、体験の方を含む)生徒さんの割合は、約4割です。

6割強の方が、その判断に少しの甘さがあります。中には、「指摘されるまでわかりませんでした。ただ、どこへ行っても自分なりに練習をしても、滑舌の指摘があるので正直ストレスを感じていた」という方が多いのです。

そういった方に私は次のような判断、アドバイスをしています。

「例えば、サ行にリズムの乱れがありますよ。」等です。

実は最近、読みの音声などから「その方のあごの動きが下あご起因」だとか、「前歯を矯正している可能性がある」とか「歯科治療をしているだろう」という所まで、わかるようになってきました。

要は、そのビートの乱れが「歯の何らかのトラブル、舌の何らかのトラブル、ドライマウスの影響。顔を見なくても、受け顎の状態になっている。骨格上の問題」等から来ていることがわかるのです。

なので、体験レッスンの方でしたら、こんにちは、はじめまして、で軽く30秒ほど会話するだけでその方のお悩みの全体像が把握できるので生徒さん側がびっくりされることが多いです。

でもこれは経験値というか、慣れというか・・・必死でお悩み解決に向かうとなるとこのレベルでないと対応できないのです・・・。(こちら詳しくまたYOUTUBEで発信します)

宮島知穂音声判断のコースで不具合が見つかる。

私のオンラインサービスの中に、音声判断があります。こちらのソフトもとても優秀なので、例えば情報から「この方は体全体の力をつかって声を出している」だとか、「上半身に力が入りやすい」という所まで見えてきます。

それに加えて、原稿を読んでいただいた音声から正しい(先ほどの様な)滑舌情報がわかりますので、そこで総合的に判断してレポートをお返ししています。

非常に喜んでいただけます。

と、こんな風にオンラインサービスを充実させたり、YOUTUBEをやったりして毎日時間がアップアップしています。。。。

おやすみなさいませ。

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