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天候が不安定な時にするボイストレーニングのケア方法

最近、湿度が高くて体調を崩す人が続出です。体調が悪く、耳が詰まったようになってしまう方もいらっしゃいます。実は、そんな生徒さんには最近「足のマッサージ」をしてもらってから声を出すようにしていただいています。

「ボイトレなのに足のマッサージか?」

と思われる方、多いと思うのですが以前から言っているように「気」と「水」と「血」の流れが声を出す上で本当に大切なことなのです。特にこの時期むくみを訴えてくる女性の生徒さんが多く、また生理周期と重なってしまうと体の重さ、脱力感、逆に、力の加減が分散できずに、力が入りにくくなってしまったり。

とにかく「バランス」が取れなくなってしまうのです。ちなみに浮腫んでいる足の特徴は、さつまいも色になっていることです。一見して「さつまいも色」の足は血行が良いように感じますが、マッサージを施すと透明感が出てきて、みるみるうちに色が変わってきます。

深呼吸してバランスを整えます。

天候が不安定な時は、色々とバランスが崩れやすく特に「自律神経のバランス」がおかしくなった場合には一番と言ってよいほど呼吸のしづらさを感じます。そこをきちんとケアしてあげることも重要です。

私が推奨する腹式呼吸の方法は、「鼻で入れて、口と鼻から漏らす」という方法です。簡単に言えば、「鼻から吸って口から吐く」になるのですが、その際に背中が丸まっていないか、口を閉じて胸上げ式の呼吸になっていないか、というところは良くチェックしていきます。「鼻で息を入れましょう」と言いますと、結構な方が口を閉じてしまいます。

口を閉じて呼吸することのメリットは「口を閉じると口の乾燥が防げる」というところなのですが、「口を閉じて呼吸をするデメリット」としては、「口の形が都度変わるごとに、舌の位置、顎の位置が変わってしまい、声にも影響が出てしまう」という事なのです。

例えば「あ~」という単音で声を出していただいた時に、無意識的に 「あ~」「あ~~」と声が二段になってしまう方もいらっしゃいます。無意識的に舌が奥に下がり、顎が下に下がりすぎてしまうパターンです。顎が下がることは、「脱力出来てよいのではないか?」と思いがちなのですが顎が下がってしまう際に力が入ってしまっていることの方がほとんどです。

この暑い時期、水分をたくさんとっていても口の中は乾燥気味になっていることが多いのです。舌を口の中で回したり舌を浮かせて滑舌練習をしたり、暑い時期だからこそ必要な流れなのです。

 

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