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ボイストレーニングと体力づくりのお話し

ボイストレーニングをする上で一番大切なのは、「バランス力」だと思っています。

バランス力はとても大切だと考えています。

例えば、「ダイエットをしよう」と思って運動をする場合に、その人の歪んだままの体バランスのまま運動をしたり、体質的に「太りやすい」とされる食品を自ら取っていてもダイエットとしてただ運動をするだけでは時間ももったいないし効果が出ない、というのは最近ではよく理解されています。

ボイストレーニングも同じで、

わざわざ声が出しにくいポーズで声を出そうとしても難しい。という事なのです。

ボイストレーニングを行う前に事前に必要なのは 「0状態の体」です。

その人にとって「ぜろ」の状態とは何か?どんなものなのか?

経験したことのない方にはいまいちわかりにくいものだと思います。

自分の中で、力が入りにくいポーズとはどんなものなのか?

を知っていただくための様々な姿勢を試していただきます。

そのあと呼吸法を行っていきます。

腹式呼吸は人それぞれやり方は違っていますので、あくまでムラーラ式で書いていきます。

武道と同じ姿勢のボイストレーニング

下丹田 中丹田 上丹田 を中心にして体のバランスを整えていきます。

丹田、というとへその下の「下丹田」という場所を皆さんは通称呼ばれているのですが

そちらよりほかに 「中丹田 上丹田」という場所があります。

こちらはどちらも「丹田」です。

武道をするときには、この上・中・下の丹田を縦にまっすぐそろえた中心線を意識していきます。

これと、ボイストレーニングの時の呼吸法は同じなのです。

これは 瞑想だったり、気功だったり、座禅も同じだといえます。

座禅でなぜ、「びし」っと叩かれるのかというと

体の乱れは「心のブレ」だからだという事なのですが

ボイストレーニングの場合は、心がぶれているから声がぶれてしまうのだ という考えなので

声の状態よりも、例えば見た目、顔の表情、体のバランスなどで

声の状態が逆にわかる、ということなのです。

腹式呼吸を行う場合、上記の姿勢を整えてから

鼻で息を吸い、口で息を吐きます。ただし、口から息を吐く場合でも鼻からの息を継続していきます。

腹式呼吸もまともに行えば体力づくりに大きく役立ちます。

背中を使って鼻から空気を吸うと深く背中が大きくふくらみます。

このような呼吸を繰り返し行っていきます。

ボイストレーニングを行うと風邪や喘息なども軽減していく場合があります。

特に運動不足が長い方には効果がかなり期待できます。

 

 

 

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