もくじ
声優さんのボイトレ(ボイスケア)など
声優さんのボイストレーニングってどんなことしてるんですか?
という質問をいただくことが結構あります。
「えっと・・・」。
色々やることが多いので、書ききれないのですが一番大切なことをつづっていきたいと思います。
声優さんのボイストレーニングは、本当色々です。
まず声優さんとナレーターさんでだいぶ内容も違ってきます。
え?声優さんとナレーターさんて違うの? 何が違うの?
そうなんです。まずここです。
この違いはあってないようなものですが、あえて「区別をしてほしい」と思っている方が多いのが現場の声です。
ただし、事務所によってどちらも濃厚な事務所の場合はそれに限りません。
私が簡単に説明する区分は
1声優さんは別の誰か(キャラクター含む)に声を充てる人
2ナレーターさんは基本がその「人」で状況を説明したりする人。
だという風に区分をしています。
又、これは今までの過去のデータの中で言えることです。
たまたま、かもしれませんがいや、ほとんどのパターンでそうなのが
女優さんや俳優さんのように、「自分じゃない誰かになる事」を元からしたい。という目的をもって「声の仕事がしたい」という希望を持つ方は声優さんになりたい。
という方が多いのです。
どちらも「養成所時代のグループレッスンでは足りない」が理由
プロの方もボイトレ来るんですか?
と聞かれることは確かに多いです。
特に、現状お仕事をしている方にも聞かれます。
『何を習うんでしょうか?』と。
音響監督さんも出身がいろいろ。
音楽出身の方もいれば、舞台出身の方、自身もナレーターだった方。それぞれに要求が違うのです。
最近では、入校される生徒さんのレベルやスキルも上がってきて
レッスンでは現状現場で出来ている以上の事をこちらが提示していかなくてはならないので、必要なのが優れた耳なのです。
落ち着いたトーンで読む。
全文しゃくりあげる癖をやめなくてはならない。
という要求ひとつにしてもその度合いが監督さんによって違います。
いわゆる「ニュアンスの違い」です。
これは経験しないとわからないことです
語学に強いボイストレーナーは音の上げ下げには敏感である。
ムラーラミュージックオフィスのボイストレーナーはほとんどが
英語が堪能な講師です。
私も英語は話せますが、私が「話せない」レベルになるぐらいの堪能な講師が2名そろっています。
語学が堪能で、かつ、歌が歌えて発声のトレーニングができ、自身も発声の良い先生は大変貴重です。
お二人ともボイストレーニング以外でも英語が使える方がたですので大変心づいよいです。
外国語が堪能な方は、日本語と外国語の違いを最も良く知っている。
外国語が堪能な方は、「どうやったら日本語がきれいに発音できるか」を根本的に良くわかっています。
それは、「日本語の発音」たとえば頭高、平板型 などの個々の知識とは別で
舌をどう使ったらきちんとした「音」が出せるかといったような
音に関する知識が高いのです。
声優さんのボイストレーニングは以上のように まず
1 現場力
2 滑舌
3 発音
4 演技
これらを総合的にスキルアップしていく内容で勧めていきます。
応援お願いします
にほんブログ村