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もくじ

必要とされる声を聴く力を育てる。

最近、とても嬉しいお知らせをいただくことがありました。

私自身とても驚いています。先日、ある俳優さんがレッスンに来たのですが、私のレッスンを受講後、お仕事のオファーが激増したと言ってくださいました。

そして、何よりも声が印象に残るという理由で、各方面の方々からとても評価されている。という事なのです。

この方以外にも、色々なパターンで声のお仕事が増えたり、声の事を評価されることが増えた。とか、TIKTOKに歌を上げたら色々な人からDMが来るようになった。

など、周りの反応に生徒さん自身もとても驚いていらっしゃるようでした。

こういう事を言うと、「何でそんなに売れる声がわかるんだ?」という趣旨の質問を良くされます。これに対しては、小さい時に培った聴力のおかげとしか言いようがありません。(ちなみに私は、モスキート音は聴こえませんし、40代の人が聞こえる周波数帯が聞こえないので、いわゆる、聴力に関してはそんなに良い方ではないです)

売れる声、というと語弊があるかもしれませんが、私は「この方の声だったら、ここの部分に需要がある」という所ははっきりと認知できます。

動物的感覚というか、野性的勘といいますか・・・。

実は勘違いをしてしまいがちなのは、通常のボイトレの場合には「その生徒さんがあこがれている歌手の出している声をまねる」だとか、「ミックスボイスでmeow発声をする」というように、目標として定めた声を出すために鍛錬する。という所がベースになりますが、

ナレーターさんや、他の声の仕事の場合(声優さんは、キャラクターに声をあてる、という意味では少しナレーターさんとは違ってきますが・・・)

は、その役者さんの一番良い所の声で一番良い演技(ナレーション含む)をする。という所に付加価値があると思っているので、寄せていくよりも大事なことというのが大いにあると考えます。

基礎が一番大事。しかし、その基礎は「自分のチャームポイント」を使いこなすことが前提。

基礎はとても大事だと考えています。私自身歌の練習をするときには、とにかく録音して何度も確認します。

声がヨレていないか、圧力は一定か、滑舌は甘くなっていないか、重心が一定か、自分の欲しい響きが出せているか。

こういったところを毎回チェックします。歌の場合には、とにかくその曲を自分が自分のどの声で歌いたいかのプランニングをしてから、基礎に持ち込みます。

プランニングしていても、「結局こっちの方が良かったよ」という事もあるので、それは途中でプラン変更でもOKという事にしておきます。

これは、きっとナレーションをする上でも絶対必要なことだと考えます。

次回のブログでは、自分の声のチャームポイントをどのように判別するか?お伝えします。

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