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もくじ

ナレーションに向いている方の特徴。

この質問は、割と頻繁に受ける質問です。

「どうやったらナレーターになれますか?」「ナレーションに向き不向きはありますか?」という内容です。

スタートの時点で、ある程度「このくらいの基礎力は必要」という程度は正直あります。

一番は、アクセントです。アクセント問題はどんな方にも当てはまりますが、特に東京、埼玉、千葉、神奈川の標準語エリアにお住いの方以外の方の場合、訛りの程度によっては、

不必要なアクセントが発生してしまいます。

そのアクセントをNHKアクセント辞典に基づき矯正していくのですが、矯正箇所が多い場合、なかなか苦労の多い作業です。

又、滑舌に関しても、「通常の滑舌で不具合が無い」という状況であることが絶対条件です。それが、人と普通に会話をしていても、「なんか発音に違和感がある」という趣旨の指摘を受ける場合には、

その程度によっては長い矯正の年月がかかる場合があります。

又、プロとして一旦デビューをした後に、「滑舌を治すように」と後から指摘を受ける方も実は少なくありません。

中には、歯の矯正を行った後、新たな滑舌の問題が出てくる方も。

実は、滑舌の不具合を訴えて来られる方の中に、「矯正した後、前より舌が動かしにくい気がする」

等のお悩みを訴えてくる方が少なくありません。

滑舌をする前に、実はご自分の「舌の動きが正常なのかどうか」と言う所を確認していただくのが良いのですが、

「歯の矯正をすることにより、かみ合わせが治り、舌の筋力やそのたの収まりが良くなったはずだ」と当然のことながら考える方が圧倒的に多く、

実は、舌の動きと矯正は、矯正をしたことにより、「全てOK」とは言い難いものである

という事をお伝えしますと、がっかりする方が結構いらっしゃいます。。。(本当少なくないのです)

ですので、これから何らかの原因で歯の矯正をする方で、声の仕事(声優さん・ナレーターさん)をされる方はまず事前に以下の事を確認されることをお勧めします。

1 ご自身に舌癖があるか。(舌で歯を押している。舌の筋力が無く、スポットに舌が当たりづらい)

2 オトガイ筋の過度な緊張があるか

3 オープンバイトの場合、ほとんどの場合で舌の癖があります。それらを事前に訓練(MFTなど)を行う機関を設けるお医者さんかどうか?

まず、ご自身で心配な方は、MFTを行っている歯医者さんを選択してください。MFTは基本的に矯正ありきの訓練です。MFTを事前に行ってからの矯正を意識されると良いと思います。

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