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アレキサンダーテクニック導入法と声の抜き感覚

今日はアレキサンダーテクニックについて書いていきたいと思います。アレキサンダーテクニックといえば「ボディマッピング」という体上の地図を体得して、自分のバランス感覚を養っていくものです。私はこれを初めてニューヨークで体感しました。アレキサンダーテクニックは体幹の習得ですが、基本的には「歌」や「楽器」のためのだったりスポーツだったりをバランスよくやるための「体感鍛え」なのです。日本でも最近はライセンス発行を積極的に行う会社様も出てきましたね。

まず、紀元前、われわれの今の形になる前、私たちはどのように声を発していたのだろうか?

言葉はなくても、声を発することは長い歴史の中で当然大昔から行われてきました。ただ、そのころはどんな人間も8オクターブほどの発声が行えていた、などという説もあるのです。

人間は、進化の中でだんだんと「生活様式レベル」に応じた声を習得し、言葉を習得し、本来の声とはかけ離れた仕様に変わっていった。そして、顎の退化ではないが、今では永久歯が一本少ない子供もいるといわれるほどその姿も変わってきている。

簡単に言えば、我々は生活様式の中で「生きやすさ」の癖を身に着けていくのです。その癖を取っていくのがアレキサンダーテクニックであるという認識は間違いではないと思います。

本当のあごはどこからが始まりなのでしょうか?

あごといえば、髭が生えてくる、あのあたりたっだり、あとは、耳の下だったり、だいたいこのあたりを「顎」だと認識する方は多いと思います。しかしアレキサンダーテクニーク的には頭の後頭部の中心位置にあるのが「顎」だという認識なのです。個々のポジションの事をAOジョイントと言います。

で、実際の「顎」の場所の事を「顎」と認識せずに、このAOジョイントを「顎」と認識させるので、本来の「顎」には全くあごとしての機能を付随させません。本来英語を話すのが一番わかりやすいのですが、日本語以外の言語は声帯と舌の役割が大変大きいので、日本人が独自で使っているようなあごの使い方はなくなるはずです。

これらを踏まえても、日本語より英語でトレーニングをしたほうが、声の抜け感は圧倒的にわかるようになります。

英語の歌を歌ったときに、下あごに力がぐっと入っている方はこの独特な抜け感は得られません。日本人がいつまでたっても日本語を歌っているようにしか思われないのもそのせいです。

 

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