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もくじ

エンドユーザーさんに刺さるナレーションが欲しい。

以前も、最終的に私は「AIにナレーションの仕事が100%奪われる可能性は低い」というお話をしました。

ですがこれは逆を考えれば、「AIに変わられてしまうような個性では仕事を失う」という事なのです。
実は私は、「ナレーションと歌のレッスンはとても近い」という事や、ナレーションのレッスンと英語のレッスンもとても近い。という事をお伝えしています。
ナレーションは「読む」というより、「語る」とか「詠う」に近いな。と思っています。

エンドクライエントさんは、当然ながら最終的にユーザーさんの声を大事にします。ユーザーさんが「どういうナレーターさんを求めているか」もっと言えば、どういうナレーションであれば

自分たちの商品価値を高めてくれるかと言う所に大きな期待値をもっています。そういう意味では、もちろんAIに読んでもらって、コストを抑えるという所も大事かもしれませんが、もしそれよりも自分たちの商品を「見事なまでにPRしてくれるナレーションを読める人」がいたら、お金を惜しまない、そう思います。

エンドユーザーさんに刺さるナレーションを読めるかどうかが今後本当に仕事が取れるかどうかのラインになってきます。

その為にもまず、

1 ご自分の声の強みを知る

2 ご自分の声の個性を知る。

3 ご自分の興味関心ごとについては、誰よりも強い思いで表現をするスキルを持っている。

この3つが必要だと考えます。ちなみに3番ですが、自分の好きな事や熱い思い入れを持っているものに対して、ご自分が「表現したい」と思っている最大限が出せるかどうか。これがとても大切だと思っています。その思い入れの強い物への表現と言うのが相手のクライエントさんに求められた際の引き出しになると思っています。

ナレーションを「上手に読む」という意識で取り組まれる方がいらっしゃいますが、上手に読む。という感覚は捉え方によってはマイナスになりますので、もちろん最低限の滑舌やフレージングが出来た上でさらにその先の表現の部分にフォーカスをしてくのが良いと思います。

ある意味で「味覚にちかいかもしれない」

実は以前食品会社の社長さんとお話をしたことがありました。その時に、味覚というのは、ある意味で定義がしづらい(個人の体調や感覚により大きく異なる)という事で、AIで味覚という物を再現した場合、全ての人にそれが一致するとは限らない。という事をおっしゃっていました。

私もその意見には賛成で、実はその「好み」そのものが、言葉や表現の詫びサビに近いものではないか?と考えています。

「全員にとっても味覚って違うからこそ表現が難しい」と通常は思いますが、その難しい表現をどのくらい「言葉の距離で近づけるか?」これに限ると思います。

エンドクライエントさんは、エンドユーザー(一般的な方)にどのくらいわかりやすい表現が出来ているナレーターさんか?をよく見ています。
そういった面で勝負できるように準備しておきたいですね。

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