Pocket

YOUTUBERやインフルエンサーの出現で変わっていくプロ界隈。

昔から、日本人の「プロ」という概念の独特さについて考えることがありました。
私は高校の時から、あるピアニスト兼大学教授の先生のレッスンについていました。その先生は海外での勉強や演奏の経験も長く、演奏もトップレベルの先生です。
テクニックも感性も、日本人離れした素晴らしい先生です。
その先生が、「海外では、靴磨きをしながら音楽家のプロとして活躍している人がいっぱいいる」というお話を聞いたことがあります。
確かに2足のわらじ的に、色々な事で生計を立てている(いや、立てられている人)と言うのは、海外の方が多いイメージです。

日本人は「その事だけを専任でやっている人」いわゆる「それだけで食べている」という事に対して、とても敏感と言うか、ある種のセオリーと言うか、

それだけで食べている人が「プロ」みたいなセオリーありますよね。(今はあまりないかも)
もう少し、このお話しを突っ込んで書いていくと、「どこで勉強したか」例えば、音楽の仕事なら、音大、音楽専門学校、等の音楽だけを専門でやる学校にある種のステータスを見出していたり・・・。

しかしながら、インフルエンサーやYOUTUBERの出現で、それらの意義が大きく変わってきています。
例えば、めちゃくちゃ歌が上手いドライバーさんがいて、TIKTOKでバズってオファーがきだしたら、ちゃんと「歌手」になりますよね。
何が言いたいかと言いますと、実は私の生徒さんでも、メインのお仕事はちゃんと別でありながら、歌の才能がめちゃめちゃあって、プロモーション次第で、面白いことになるんじゃない?という方が結構いらっしゃいます。
そこまでいかないまでも、お堅いお仕事なのに、実はオペラ歌手並みにすごく良い声をしていて、若いころから訓練したら絶対にその道1本でも十分やっていけたかな?という方もいらっしゃるのです。
今までは、専門でそれだけを極めてやっている人を「プロ」と呼んでいましたが、大きく揺らぎそうな気配がします。
だからこそ我々みたいな民間のボイストレーニングスクールなどは、これからフリーで、ご自身のブランディングで結果を出したい方にとって大きな力になると思います。
色々な経済状況から、専門学校のような高額な授業料は難しい、という場合でも、どうしてもそこに入らないと取れない仕事で無ければ、特に「自分が自分でブランディングするための技術を学ぶ」のであれば、もう学校も法人個人関係なくなりますね。

という事を見越して、日々自己研鑽します。

応援お願いします

にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ
にほんブログ村
Pocket