もくじ
活動の変容が、同時に喉の不調につながるケースがある。
これはあくまでもいくつかの例に基づいている内容ですが、
ただ、巷で言われる「働き方改革」という意味では同じくアーティスト活動を行う人にとっても大きな変化が起きているに違いないと感じています。
一番の違いは、「コロナが落ち着いたからと言って、コロナ前ほど客動員のあるライブは行えない。」という事実。
これは本当にそうで、いまだに「コールはマスク越しで」とか、いくつかのルールに基づいて行われます。
ぶっちゃけこれがいつ終わるか、誰にもわからないと思っています。
対面レッスンからいち早く離脱を考えた私もその一人ですが、では、活動が変容して、今までライブを行っていた方がどうなっていったかと言うと、
やはりライブ配信や動画販売、グッズ販売など、デジタルコンテンツへの流動ですね。
で、実はここからが大事な話なのですが、「歌を歌う喉の使い方と話す喉の使い方。」これはシンガーさんにとってはどちらが負担になるのか?
という問題ですが、これはお察しの通り圧倒的に「話すときの喉の使い方」だと言えます。
そして、よほど家の中にスタジオがあるという場合以外には、かなりの大声で歌うことも憚れます。
そうなると、一般の住宅でクレームが来ない程度に話をし、歌を歌い。という状況になります。
その結果、内まき肩の姿勢になり、首はストレートネックになり、また拍車をかけて活動以外のパソコン作業などで良くない座り姿勢になり・・・。と
結構踏んだり蹴ったり状態なのです。
話すときの発声って普段の世間話じゃダメなの?
はい。まずここです。結論で言いますとダメです。
私もオンラインレッスンを行う時は、対面レッスンで3メートル以上生徒さんと離れている時と同じ話し方(声の飛ばしかた)を心がけています。
これ、案外実験してみるとわかるのですが、友達との電話の声でZOOMで話していても、「え?」って聞かれること、結構あります。
前に前に声を飛ばすようにすると、きちんと相手に声が届きます。
これは歌っている時も同じです。
ただ一つだけ言えるのは、「ボリューム感」はZOOMに必要じゃないので、そこまでパソコンに声をぶつけません。
あくまで息を流す。響きを意識する。共鳴点を自分の鼻(鼻腔よりもちょい上めに)を意識して行っています。
私のオンラインレッスンの状況が、配信(ミクチャや、ぽこちゃや17など)と近しいものだと思っています。
ですから、オンライン会議のビジネスマンさんや、同じ仕事のインストラクターの皆さんはもしかしたら、疲労を起こしている人もいるかもしれませんね・・・。
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